海外在住15年以上、英語はTOEIC925点、中国語は旧HSK6級で広東語も日常会話程度に話せる、マルチリンガルのトニー(@enjoyhklife)です。
あなたが、英語学習で一番大変だと感じるのはどこでしょうか。
リスニング力とスピーキング力をつける方法ではないでしょうか。
このような悩みを抱えている人は本当に多いです。
私もそうでした。
今では海外生活も長くなり、アメリカで大学院にも通いましたので、リスニングやスピーキングもそこまで困っていません。
でも、私ももともとは日本で生まれ育っていますから、スピーキング力上達には本当に苦労しました。
ここでは、私自身の英語のスピーキング力上達で利用した方法なども踏まえて、スピーキング力上達のコツをお話しいたします。
Contents
英語のスピーキング力を上達させるのに必要なインテイク(定着)
はい、確かにオンライン英会話は日本にいながらにして安価で英語のアウトプットの機会がもてる効果的なツールです。
私自身もオンライン英会話を利用していますので、それは否定しません。
ただ、注意すべき点が一つあります。
オンライン英会話は、スピーキング力の基礎力をしっかりつけてから、もしくはスピーキング力の基礎力をつけながら利用すべき
私も大学時代に利用して、現在も利用している「1000時間ヒアリングマラソン」。
このヒアリングマラソンで「スピーキング魂」を担当している上智大学の冨田美穂先生は英語をモノにする学習サイクルを次の図のように説明してます。
(上記は、アルク「1000時間ヒアリングマラソン英会話」コースでの学習サイクル)
英語学習ではよく「インプット」と「アウトプット」が大切と言われます。
それは、インプットしたものがしっかり脳にインテイク(定着)されていないからなんですね。
当然ながら、インプットがなければアウトプットはできません。
しかし、せっかく英語をインプットしてもそれがインテイク(定着)していなかったら、結局アウトプットできることも限られてしまうんですね。
それでは、もったいないです。
英語のスピーキング力を上達させるには、まずこのインプットとインテイクを「正しいトレーニング方法」で行う必要があるのです。
英語のスピーキング力上達の正しいトレーニング
私が現在でも愛用している「1000時間ヒアリングマラソン」では、「スピーキング魂」のコーナーで、リスニング力とスピーキング力を同時につけるトレーニングができます。
しかも、開講35年の「1000時間ヒアリングマラソン」はその長い歴史で培った実績をもとに、最も最適化された「正しい方法」でトレーニングを行うことができるのですね。英語学習でネックとなるリスニングとスピーキングを同時に学習できるなんてお得ですよね。
以下に、「スピーキング魂」のトレーニングをもとに、スピーキング力をつけるための正しい「インプット」と「インテイク」の方法をご紹介します。
英語のインプット(リピーティング・音読・リード&ルックアップ)
まずはインプットです。
インプットでは次の3つのトレーニングをします。
- リピーティング
- 音読
- リード&ルックアップ
ひとつずつ解説していきます。
リピーティング
リピーティングでは、英文を見ながら音声を聞いて、聞いた部分を声に出して発話します。
ここでは、脳に英語の正確な音とスピードをインプットします。
発話の際に、発音やスピード、トーンをすべて真似をするようにしましょう。
ポイントは、その文章の意味を思い浮かべながら上記の練習を行うということです。
これが最初はなかなかできないんですよね。英語を読むことに集中して、意味を考えないで読んじゃうんです。
これでは、せっかく学習したことが正しくインプットされません。
最初は何度も意味を考えながら発話練習をして、脳に刷り込んでいきましょう。
音読
音読では、音声を聞かずに、英文を見ながら英文を声に出して発話します。
リピーティングでも行ったように、発音やリズム、イントネーションを強調して、話者になりきって音読しましょう。
音読に関しては以下の記事で、効果と学習法について詳しく説明しています。
リード&ルックアップ
リード&ルックアップでは、①音声は聞かず英文を声に出して読み、②読み終わったら英文から目を離して顔をあげ、③英文から目を離したまま①で読んだ英文をもう一度発話します。
ここで重要なのは、①で音読した英文を「記憶する」ことです。
これらの、リピーティング、音読、リード&ルックアップを行うことで、徹底的に英語を脳にインプットしていくことができるのです。
英語のインテイク(リプロダクション・オーバーラッピング・シャドーイング)
英語のインプットをしたところで、それをしっかりインテイク(定着)させるトレーニングをしましょう。
インテイクでは次の3つのトレーニングをして英語を脳に定着させます。
- リプロダクション
- オーバーラッピング
- シャドーイング
リプロダクション
リプロダクションは、「再生産」などと訳されますが、英文を見ないで音声だけを聞いて、英文を聞いた後、声に出して繰り返し発話するものです。
最初は、文章が長かったりすると、発話の時に最初の方を忘れていたりすることがよくあります。
その場合は何度も繰り返して練習してみましょう。
オーバーラッピング
オーバーラッピングは、英文を見ながら音声を聞き、音声にぴったり合わせて発話します。
発音やリズム、イントネーションに気をつけて、ちょっと大げさな感じでよいですから、その人物になりきったように発話してみましょう。
シャドーイング
シャドーイングは、オーバーラッピングと似ていますが、英文を見ないで、音声から一呼吸遅れるくらいに聞こえたとおりにまねをして発話します。
ただ、機械的に発話するのではなく、意味を考えながら発話していきましょう。
オーバーラッピングとシャドーイングは、スピーキング力をつける上でとても重要な練習です。
「インプット」で練習したように発音やイントネーションを何度も練習したものをベースにして、オーバーラッピングやシャドーイングをしてください。
このトレーニングを繰り返し行うことで、しっかり英語をインプット→インテイク(定着)させることができます。
英語のスピーキング力上達のための教材
英語のスピーキング力をつけるためには、まずインプットとインテイク(定着)が絶対的に必要です。
インプットしたものをしっかり脳に定着させるインテイクができて、はじめてアウトプット(スピーキング)できるようになるのです。
しっかり脳に定着していないものを、アウトプットすることはできません。
話そうと思っても、適切な英語の表現を思い浮かべることができないのですね。
この、「インプット→インテイク→アウトプット」のトレーニングは、正しい方法で、ある程度「大量」に行う必要があります。
その「正しい方法」というのが、上記に紹介した方法なんですね。
ここでは、スピーキング力を効果的に上達させるための、「正しい方法」で効果的なトレーニングができる教材を紹介したいと思います。
アルクの「1000時間ヒアリングマラソン」
アルクのNo.1人気講座「1000時間ヒアリングマラソン」。
ヒアリングマラソンはリスニング力をつける教材だからスピーキング力は関係ないんじゃない、と思われる方もいるかもしれません。
しかし、その考えは違います。
「1000時間ヒアリングマラソン」では、生の英語が聞こえるようになるための「英語耳」をしっかり鍛えるとともに、徹底して「インプット」→「インテイク」のトレーニングをします。
これによって、「アウトプット」するための十分な基礎力をつけることができるのですね。
私自身も、大学時代に「1000時間ヒアリングマラソン」を受講して英語の学習をしましたが、これがその後の交換留学、アメリカ大学院留学、そして外資系就職、海外生活全ての基礎になりました。
「1000時間ヒアリングマラソン」はいきなり生の英語を扱っているため、英語初心者の人にはちょっと難しいと思います。
TOEIC600点(英検2級)くらいある人であれば、いきなり「1000時間ヒアリングマラソン」から始めてもよいと思います。
私は最近、「1000時間ヒアリングマラソン」の2回目の受講を始めましたが、改めて「1000時間ヒアリングマラソン」のトレーニングの効果を感じています。
「1000時間ヒアリングマラソン」は間違いなく、ホンモノの英語力をつけるための最強の教材です。
\本物の英語を身につける唯一の道!/
スタディサプリ新日常英会話・ビジネス英語コース
リクルートが提供しているスタディサプリEnglishシリーズの「新日常英会話」と「ビジネス英語コース」。
この2つもスマホを片手にスキマ時間で効果的に英語力をつけられる教材です。
両コースともに、英会話でよく使われれる表現をわかりやすく講義してくれる「キーフレーズチェック」があり、「英語耳」を鍛えるための「会話理解」「ディクテーション」があるため、ここでしっかり「インプット」ができます。
そして、スピーキングのトレーニングとなる「シャドーイング」「リード&ルックアップ」や「瞬間発話プラクティス」で、インプットしたものを徹底して「インテイク(定着)」させます。
スタディサプリEnglishは、生の英語とまではいきませんが、ネイティブの会話で、本当に様々なシチュエーションの英語を学べるため、初級者~中級者におススメの教材となっています。
オンライン英会話・ネイティブキャンプ
英語のインプットとインテイクができたら、あとは徹底的にアウトプットするのみ。
スピーキング力をつけるためのトレーニングとしておススメするのはオンライン英会話ですが、条件がひとつ。
英語初心者の方であれば、焦らず、まずはインプットの比率を多めに学習することをおススメします。
全くインプットがない状態でアウトプットのトレーニングをするのと、インプット・インテイクで英語の基礎力をつけた状態でアウトプットのトレーニングをするのとでは、スピーキング力の上達のスピードが全く違うからです。
以下の割合を目安に学習を進めていけば効果的です。
TOEICの目安 | インプット | アウトプット |
~450点 | 70% | 30% |
450~700点 | 50% | 50% |
700点~ | 30% | 70% |
英語のスピーキング力をつけるためには、正しい方法である程度「大量」にトレーニングをする必要があります。
そのためにはオンライン英会話でも「ネイティブキャンプ」が絶対おすすめです。
ネイティブキャンプであれば、回数が無制限であるため、1日に何度も受講することができるのですね。
他のオンライン英会話は大体1日1回25分のみ。
これはコスパを考えてもネイティブキャンプが最強で、絶対お得です。
さらに、英語力を4倍速でつけることができるトレーニングとして注目を集めている「カランメソッド」を使って英語を学べるものネイティブキャンプならではです。
今なら7日間無料体験をすることができますので、まずは7日間使い倒してみましょう!
\レッスン回数無制限!まずは無料体験!/
まとめ
英語のスピーキング力をつけるためには、ただ英語を話していればよいというものではありません。
「インプット」がなければ、「アウトプット」もできません。
英語の基礎力をしっかり「インプット」することが、まず大事になってくるのです。
そして、大事なのはインプットしたものをしっかり「インテイク(定着)」させるためのトレーニング。
だからこそ、正しいトレーニング方法で行うことが、スピーキングのための基礎力をつけるうえでも絶対的に大事になってくるのです。
そのための、最強の教材となるのがアルクの「1000時間ヒアリングマラソン」。
生の英語を使って、徹底してインプット→インテイクのトレーニングを行います。
ただ、「1000時間ヒアリングマラソン」は生の英語を使っているからこそ、難易度はちょっと高め。
おススメするのはTOEIC550~600点以上の方です。
英語初心者~中級者の方は、リクルートのスタディサプリEnglish、「新日常英会話」か「ビジネス英語コース」がおススメです。
英語は、独学でも学習できますが、正しい教材と正しいトレーニング方法で行った方が効率的かつ効果的に英語力が身につきます。
どの教材も1日や1レッスンに換算したら200円もしないくらいなものです。
これだけお得に英語が学習できるなんて利用しない手はありません。
まずは3カ月、頑張ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!